安全講習会@Pretoria

南アで活動する隊員及び職員のためにJICA事務所が毎年安全講習会を開いてくれる。
赴任してから早一年、そろそろ南アに慣れ、油断が生まれてくるので気を引き締めるためにもちょうどいい。
相変わらず都市部での治安は悪いが、年々減ってきてはいるようだ。ただ、南ア政府が詳細なデータを公開しなくなったようで怪しくはあるが。。。

今回はデータが得られなかったので首都で起こり得る犯罪について話を聞いた。
多いのはカージャック、強盗、夜盗、性犯罪だ。
殺人事件数に関しては16,000件くらいで日本の10倍近く、人口は日本の1/3ほどなので単位人口比でいえば30倍くらいである。
でも重要なのは凶悪犯罪が多い、少ないではなく、いかにして自分に降りかかる危険を取り除いていくか、である。
現地で活動していて危険を感じることは日本よりもあるのは確かだが、しっかり落とし穴を除けていればある程度は防げる。
夜は出歩かない、裏路地に行かない、危険そうな人間には近寄らない、持っているオーラをださない、など基本的なことを守っていればかなりリスクは減らせる。
それでも回避できないものもあるかもしれないが、日本の東京や大阪で危なそうな路地に入るよりはリスクが小さい気がする。


それからカージャックのデモンストレーションを元警察官が見せてくれた。
まぁ普段コンビタクシー(乗り合いタクシー)に乗っている僕らにはあまり関係ないんだけど。
あんなふうにされたらもう、、、、だめ。ってぐらいに鮮やかにやってくれる。
ATMをターゲットにしたものなんてどんどん進化していっている。
やるものと、守るもの、犯罪者と被害者(一般者)のいたちごっこだなぁ、と思った。