生活

散歩

今日は日曜日、暇ができたのでトレーニングがてら近所を散歩することにした。まずは休み明けてから放課後教室に顔を出していなかったので、挨拶しに行った。日曜日はみな(真面目な人)教会に出払ってしまうので、通りの人通りは少なくなり、少しだけ町が静…

近所の風景(冬)

僕の妹 南アに来て妹ができるとは思わなかった。 そういえば僕の大学時代の友人は妹が12人いるとか言って、二次元(アニメ)の世界を楽しんでいたなぁ。。。 妹というのは学校のゲートすぐそばに家のある呑亭坊(ノンテーボ)だ。彼女の親が僕らに「あそこ…

安全講習会@Pretoria

南アで活動する隊員及び職員のためにJICA事務所が毎年安全講習会を開いてくれる。 赴任してから早一年、そろそろ南アに慣れ、油断が生まれてくるので気を引き締めるためにもちょうどいい。 相変わらず都市部での治安は悪いが、年々減ってきてはいるようだ。…

任地に帰る

まだ朝の気配はない、夜が満ちている。 外は柔らかな雨の音でいっぱいだ。 任地で降る雨はたいてい豪快なものが多いので、こういう穏やかな雨も久しぶりだ。 昨日話した内容がまだ頭の近辺をウロウロしているせいか、目覚めは良かった。 ゲストハウスのマダ…

首都に上る

町の雰囲気はストライキの余韻を残しながらもずいぶんと回復してきた。 道路にばら撒かれていたゴミや石、大木などは道の脇に寄せられ、車も行き交うようになった。 学校はと言うといまだに生徒は殆ど来ておらず授業にならない。そんな任地を後にして首都に…

パキスタン人の店の被害

まだストライキは続いているので夜でも外はにぎやかだ。 たくさん動いたせいで疲れ、四阿で休んでいると、ナトリウムランプでオレンジに色付けされた暗がりから妙な音が聞こえてきた。 ものを激しく破壊する音。100mくらい離れた店の方だ。 喰い尻さんが…

汚職まみれ

チャーリーさんから聞いた話では、かつて僕の任地では大きな水道管工事が行われ、貯水タンクまで設けられたそうだ。 これが完成すれば近隣住民は水の獲得が格段に楽になる。 しかしもう少しで完成というところで莫大な施工資金が横領され、この計画は流れて…

まさか柔道!?

まだ外はにぎやかだ。 上空には報道陣や警察のヘリが旋回している。 時々警察の厳つい車両が来ると、道路で騒いでいた奴が路地に逃げ込んでくる。 警察が放つゴム弾の鉄砲が怖いのだ。 当たっても皮膚を破壊するほどではないが、かなり痛いらしい。 また路上…

ストライキ2

まだ生徒が来ていない教室で授業の準備をしていると、警備員のアニータがやってきた。 昨日より始まったストライキの様子を携帯で撮った写真で説明してくれた。 アニータもおしゃべりが好きで、1を聞きたくて聞くと5くらいを教えてくれる。 そして、何か酷…

仕事がない

南アの失業率25%。これは公式な数字。 でも僕の周りは話を聞いている限り、そんなに少なくないと思う。 日本でも高い失業率が叫ばれて久しいが、南アはもっと過激だ。 田舎に関してはまったくといっていいほど会社というものがないので、 若い人は都市部…

語学

南アの隊員は他のアフリカ諸国の隊員と違い、現地語を研修で勉強しない。 というのは南アでは英語が広く通じるからだ。 小学校から英語を習い始め、高校から理数科の授業は英語で行われる。 だから僕なんかよりもずっと流暢だ。おまけにおしゃべりだ。 あ、…

染まる

10月末までに本部に出す予定だったテスト問題。 しかし本部のどこ宛で出せばいいのか指示が全く来ないまま10月は過ぎた。 期限が延びたことで、もう一度作った問題を見直して改善することができたので、 それはそれでよかった。 それに無似師さんもずっと来…

燃料と飯

化石燃料(石油など)枯渇の声が世界で挙がって久しい。 それに変わる燃料の探索が色々な国や会社で行われている。 その中でも生きた生物から燃料を抽出するバイオ燃料がある。 これは大気中の二酸化炭素を生物が吸収して、それを燃料として利用するので、環…

パセリの思惑

いつも通り職員室で仕事をしていたら、パセリが警察に行くから付いてきてくれ、と。 同僚たちもこっちではあまり一人行動をしたがらず、ちょっとそこまで買い物に行くのでも誰かを誘う。 1人でいるのを嫌う。いつだって話し相手が欲しいのだそうだ。初めて…

Sports day

FETカレッジは南ア全体に散らばっており、各州、各区で統括されている。 僕のいるMthimbaキャンパスが属するのはEhlanzeni FET Collegeという区画。一年に一度、全FETのキャンパスから先生が集まって行われるスポーツイベントがある。 今週末はそれに参加し…

Barberton チャンチュンチョン

Ehlanzeni区のFETの先生たちのためのスポーツ大会があった。 場所はBarberton。 知らないうちに教頭先生に行くぞ、と言われ、着いたらとても綺麗な場所だった。 背景に山が霞み、小さな丘に緑と花の色がある。どこか日本の風景に似ている。 紫の花はジャカラ…

外食続きはよくないですよ

最近昼飯のときに、よく分からないんだが、なぜか隣に子供がいる。 それが近所の子供だったり、生徒の弟だったり。。。 彼らは食べ物を得るのがうまい。 僕が昼飯を作るときに何気なく、隣に来ておとなしく見ているのだ。 見られたからにはやらないわけには…

マルバネ村滞在記(生活編)

湯浴み 僕の任地はお湯の出るシャワーがある。 でも近隣に住む家にはシャワーが無い家もざらにある。 Prayerさんの家もそうだ。電気は来ているからお湯は沸かせる。 だからたらい一杯のお湯で湯浴みをすることになる。 一回目にたらいとバケツを渡された時は…

お手伝いさんの不思議

以前にも書いたが、家のことを手伝いに来てくれる生徒がいる。 三人の女生徒なのだが、三者三様の要求をしてくるので面白い。 1.何も要求しない(グラシアス) 2.昼ごはんを要求する(バーバラ) 3.金を要求する(ムプメレーロ) 一人が金を要求すれば…

月の光と鍵と...

満月は去ったが、月が明るい。 部屋の電気を消して月明かりを楽しんでみると、 これが意外に明るい。 満月ではないので本を読むのは少し難しい。南アに来て慣れてしまっていたが、 床に映し出された窓の影を見てふと気がついた。 窓には鉄格子が嵌められてい…

来訪者

先週末と今週末に他地域で活動する隊員が訪ねてくれた。 たまに外部から風を運んでくれるのはとても刺激になるものだ。 特に今週来てくれた隊員は同じ数学教師として派遣された先輩隊員なので、 とても有意義な話を聞かせてくれた。僕は教師としては完全な素…

毛談議

今日夕飯を作っていた時に親指に黒い棘が刺さっていることに気づいた。 物に触れるとちくちくと痛む。 何の棘だ?と詮索していると、他の指にも刺さっているではないか。 そうだ、今日は頭を丸めたから首周りやシャツに短い毛が付着しており、 それが刺さっ…

住処

赴任して今日で一週間が経つが、いまだに僕の部屋は未完成。 一つの家屋を隊員二人で共有しており、共有スペースとおのおの自分の部屋がある。 とても恵まれた住環境である。 僕の部屋は共有スペースとのあいだにまだ扉がなく繋がっており、個室ではない。学…

南アフリカの安全事情

南アの住宅地やショッピングモールに張り巡らされた鉄条網たち。これらは皆、自己防衛の意識の高さを示しているように思う。 結構いろんな形があって思い白い。 南アと言うと危ない国というイメージを持っていると思う。僕もこっちに来て話を聞いてそう思っ…