2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

マルバネ村滞在記(食編)

家庭訪問でいいのは現地の料理を堪能できるところ。 僕は普段もパップを食べているが、おかずのほうはどうも現地風に出来ない。 よく部屋掃除の生徒に、水を入れすぎ!、と怒られる。朝はパンにアーチャ、クッキー、ジュースだ。 アーチャというのはマンゴー…

マルバネ村滞在記(生活編)

湯浴み 僕の任地はお湯の出るシャワーがある。 でも近隣に住む家にはシャワーが無い家もざらにある。 Prayerさんの家もそうだ。電気は来ているからお湯は沸かせる。 だからたらい一杯のお湯で湯浴みをすることになる。 一回目にたらいとバケツを渡された時は…

マルバネ村滞在記(家庭編)

学校が10日ほど休みになったので、生徒の家庭にお邪魔させていただくことにした。 目的は鶏小屋を作ること、また農地の整備、作付け。 丸羽(マルバネ)村は僕が滞在しているところからタクシーを乗り次いで1時間くらいのところ。 その近くにMukhudlu(ム…

ムティンバ富士

意外と近くに富士山が見つかった。 よく登るベキスワゴ山のシルエットが富士山の形を見せる。 走った後の山頂は低い山ながらも爽快感をもたらしてくれる。 影の向こうがクルーガー国立公園。 クルーガー国立公園から昇る朝日を見てみたい。

マルバネ村滞在

休日を利用し、生徒の家にお邪魔させていただいた。 鶏小屋作りと、農地整備、作付けのためである。 生徒の家のあるマルバネ村は任地からさほど離れているわけではないが、 任地とは違った雰囲気が味わえた。 僕の任地は電気、水道、シャワー、水洗トイレが…

三世代で薪運び

ベキスワゴ山の麓で、頭に薪を載せた女性三世代とであったので、 写真を撮らせてもらった。 こっちの女性は頭に物を載せて運ぶ。 その光景はいろいろな写真で見たことがあると思う。 子供から大人まで、でも男性はやらない。 年を経るほどにうまくなるようだ…

ひよこ装填完了

昨日またひよこが我がキャンパスにやってきた。 前回入荷されたひよこたちは無事に大人(鶏)になって、 みな人々の腹の中へ旅立って行った。 なんだか鶏のいない鶏小屋がとてもさびしげに見えた。 が、また今は黄色い毛のモフモフで賑やかだ。 彼らは食べら…

お手伝いさんの不思議

以前にも書いたが、家のことを手伝いに来てくれる生徒がいる。 三人の女生徒なのだが、三者三様の要求をしてくるので面白い。 1.何も要求しない(グラシアス) 2.昼ごはんを要求する(バーバラ) 3.金を要求する(ムプメレーロ) 一人が金を要求すれば…

Traditional Doctor

[:large:w200]南アの田舎には今もTraditional Doctor(伝統的な薬や方法を使って処置をする医者)なるものが存在する。 一方南アは世界で始めて心臓移植を成功させたという、外科医療においても高い水準を持つことで知られる。 また、レーシック(角膜補正に…

散歩2

プリセラとの約束どおり、仕事を終えてから、 散歩がてら大庭君と高校へ。その道中がまた大変だ。 そこここで立ち止まってしまうので、行くまでに時間がかかる。平日にこの道を通るのは初めてだったので知らなかった。 どのように彼らが生活用水を得ているの…

散歩1

近くのベキスワゴ山までトレーニングがてら散歩に出かけることが最近よくある。 往復で1時間ちょっとか。ベキスワゴ山は岩山なので見ているだけでもカッコいい。そこまでの道のりはローカルな町並みが広がっているので、 歩いているだけでも新しい発見があ…

授業二回目

今日もLv2の生徒に中間テストの解説授業をした。 あまりにも四則計算が出来ないので、はじめに練習計算問題をだした。 計算には決まったルールがあり、それにしたがって計算を進めていくことを説明し、一緒に解いていくと納得した感じが伝わってきた。それ…

月の光と鍵と...

満月は去ったが、月が明るい。 部屋の電気を消して月明かりを楽しんでみると、 これが意外に明るい。 満月ではないので本を読むのは少し難しい。南アに来て慣れてしまっていたが、 床に映し出された窓の影を見てふと気がついた。 窓には鉄格子が嵌められてい…

アジアへの興味

無似師さんが本を見せてくれた。 中国の本だ。 ひとつは「THE ART OF WAR」孫子の兵法書だ。 「えー!?何でそんなもの持ってるの!?」 と正直仰天である。 単なる呑んだ暮れダメ親父かと?少しだけ"思っていたので。 結構、学があるのかなと思って、 「読ん…

無似師

今日も無人師(無いがごとし(似)の人(師)なので今後ムニシ(僕のカウンターパート)さんのことをこう書く) さんと言い合った。 先日の査察の結果表を得意げに見せてきたので、 「なんだ、そんなの形だけで僕らは何も得ていないし、良くもなっていないじゃ…

シリカユのときどうしますか?

0913 痒いから掻いたのだよ今日パンツの上から尻の上部を掻いていたら、 喰い尻さんに「何してんだ?」と聞かれた。 僕にとっては普通のことなので、 「尻を掻いていた」「あ、でも穴じゃないよ、かなり上の方の頬の部分」 と返した。 そしたら英語で、 「エ…

中秋

0912今、日本では中秋の月がススキの穂の原を煌々と照らしているに違いない。 そして虫たちの刹那の恋の囁き。あぁ、日本の情景が恋しい。 日本に住む友人と親父がメールで「今日は中秋でよく月が見えるだろう」と教えてくれたのだ。 彼らのメールが遠い日本…

311

今日で311の大震災からちょうど半年になる。 311は僕らが訓練に入る半月くらい前である。 訓練開始前には「この日本が有事のときに、途上国支援など、、、」 というようなことも何度か言われた。 自分自身でも悩んだ時期もあった。 支援すべきは南アではなく…

来訪者

先週末と今週末に他地域で活動する隊員が訪ねてくれた。 たまに外部から風を運んでくれるのはとても刺激になるものだ。 特に今週来てくれた隊員は同じ数学教師として派遣された先輩隊員なので、 とても有意義な話を聞かせてくれた。僕は教師としては完全な素…

白黒中間

黄色人種である僕は彼らの目にはホワイトとして映るようだ。 彼らは人を白と黒の二色に分けたがる。 表面にはあまり出てこないが、かつて肌の色で差別されてきた記憶が彼らの中にあるのは確かだ。 そしてそれはさまざまな形で現れてくる。今日も職場でこんな…

視察準備

最近ムニシさんを見かけなかったが、今日久しぶりに学校へ来た。 なぜ来たかというと、明日視察が入るからだ。 その準備をしにだけ来たのだ。 ムニシさんは本部の人間には弱い。 本部から人がくるとわかると、そればかりを僕に強調し、 仕事を指示してくる。…

毛談議

今日夕飯を作っていた時に親指に黒い棘が刺さっていることに気づいた。 物に触れるとちくちくと痛む。 何の棘だ?と詮索していると、他の指にも刺さっているではないか。 そうだ、今日は頭を丸めたから首周りやシャツに短い毛が付着しており、 それが刺さっ…

開墾日記

先週の週末と今週末で生徒が持つ畑を見てきた。 僕は農業の指導できているわけではないが、 もう一人の農業隊員の付録として来て欲しいということだったので行ってみた。 先日の日記にも書いたが、彼女はブランコを自分の子供に作りたがっていた女性徒でPray…

Godを信じるか?

というのをこっちに来て5回くらい聞かれた。 南ア全体の割合はどうか知らないが、学校の周りにはクリスチャンがたくさんいる。 ムスリムと半々だという人もあるが、ムスリムにはこっちに来て未だかつてお会いしたことはない。その度に、 「Godは信じるがお…

鶏小屋

今日もストライキが続いていて学校には人が殆どいなかった。 何も怯えることのなくなった野生鶏が餌を探しながら闊歩していた。そんな寂れた学校にも生きている鶏と山羊、牛がいるので、担当の生徒だけはちゃんと時間には来て面倒を見ていた。 彼らは動物の…