表敬訪問

JOCV(*)の派遣事業は日本国の税金を使ったプロジェクトであり、また各地でのJICA(*) ボランティア事業についての理解促進、応募促進など地方自治体からも大きな協力を得て成り立っている。
それゆえJOCVの公的行事として、自分の所属する地方自治体への表敬訪問が課せられている。
表敬訪問をして感じたことは、多くの人や機関によって自分の派遣がサポートされているんだなぁ。。。ということ。
JICAの職員やOB、OGのみならず、企業団体、また一般市民のサポート。彼らのサポートなしでは自分はここにはいないということ。だからこそ高い意識をもって臨まなければならないと改めて感じた。

もちろんJICAのボランティア事業に異議を唱える人もいる。
それも事実である。
僕自身もこの事業に懐疑的なところがあった。だからこそ実際に参加してこの事業がどんなものか、自分自身で感じてみたかった。

今、JICAに所属してわかってきたことは、否定されるような事例もあるが、それは一部分にすぎない。
大多数は任地で誠実に活動し、ちゃんとした成果を残している。
そんな先輩隊員までもが一括りにされるのは少し疑問だ。
だが、そんな悪い情報が目立つのは仕方がないとも思える。
重要なのはそれを超えるだけのJICAボランティアのプラスのイメージを伝えることだと思う。

だからJOCVの他の重要な任務として、帰国後の一般の人に向けた報告も忘れてはならない。
これは県庁を訪れた時に、観光部長が僕らに言ったことでもある。

JOCVの任務
・任地での活動
・帰国後の報告
・次世代への継承
・帰国後の日本での活躍

*JOCV: Japan Overseas Cooperation Volunteers 青年海外協力隊
JICA: Japan International Cooperation Agency 国際協力機構