仲間

訓練所は生活を共にするので、やはり仲間意識は強い。
今日、今まで訓練を共にしてきた仲間が、一身上の都合で訓練所を去った。彼女はやはり赴任できないことを悔やんでいた。
皆が彼女の話を聞いたのは今朝のことで、去るまでに半日しかなかった。しかし、別れ際には訓練生の多くが集まり彼女を見送った。涙を流して別れを惜しんだり、抱き合ってお互いのこれからを願ったり、少し離れて傍観していたり様々ではあったが、彼女の退所は多かれ少なかれ、皆の心に何かを残していったと思う。


参加したくても参加できない人もいる。
被災して辛い時期を過ごす人がいる。
日本で応援してくれる人がいる。
そういう事実があることを胸に、訓練して赴任しないとな。
と改めて思った、今日である。