任地訪問1

僕らが研修を受けている首都プレトリアは、犯罪は多いとはいえ発展途上という様相はなく、十分成熟した国の都市に見える。
首都にいる限り、僕は「なぜ南アフリカに協力隊が派遣されるのか」と思い続けるだろう。

任地訪問に行って来た。
僕が協力隊として活動する場所だ。
ここプレトリアから400km弱離れた小さな町だ。



南アフリカは9つの州(Province)に分かれている。
僕が活動するのは、プレトリアヨハネスブルグがあるハウテン州に隣接するムプマランガ(Mpmalanga)州だ。任地は地図上の緑の点。

ムプマランガ州およびリンポポ州はアパルトヘイト後も教育、特に理数科科目の水準が低い。
アパルトヘイト時代の黒人居住区が多く存在し、現在も白人の数が他州に比べ圧倒的に少ないということが原因(*)かもしれない。
だから協力隊が職業訓練校や科学館などと協力し、理数科科目のレベル向上をすることになっている。

さて、次は任地までの道を紹介しようと思う。
任地訪問2へ続く。


(*)アフリカにおける白人の影響はまた後の記事で。