任地訪問2


南アフリカの街中の道路はとても広い。
しかし、高速道路は日本のそれとさほど違いはない。
だが、日本の高速道路は防音壁がほとんど備わっているのに対し、南アにはそれがない。どこにもない。
そのせいでとても広く感じる。
速度制限は日本に比べ20m/sくらい上乗せしたくらい。

一番驚いたことは高速道路の脇で子供を負ぶってヒッチハイクをしているお母ちゃんがいることだ。
これにはたまげた。脇でびゅんびゅん車が通り過ぎているのに、のどか過ぎる!
日本で言うと、フェンス越しで電車を眺める親子のようだ。
家族連れでヒッチハイクもよくある。
使えるものは使わせて頂く、この考え方で世界が回るのはいいかもしれない。あまったものを足りない部分に埋め合わせをする。
これはエコに繋がる。
しかしこの国の治安状況がそうはさせない空気を作っているように思う。治安の悪さはヒッチハイクしている人を拾いたくなくさせるだろう。

あと不思議なことが。南ア七不思議二つ目。
高速道路の周りに何もないところに人が立って、車を拾おうとしてること。
日本人の感覚からしたら、「ここまでどうやってきたの?」という所でしばしば見かけるヒッチハイカ




広大な大地に鉄塔と電線がリレーする。
南アのエネルギーは90%以上が石炭でまかなわれている。
世界でトップの石炭依存。
今回の旅程の中にも数個の火力発電施設を見ることができた。
南アの電力事情はかなり深刻でありながら、
近隣の国々からの電気需要も高まっている。
今後効率的な原子力に移行していくのだろうか?
それとも新たな道を?



なんだろう?
すらーっと伸びた白い塔。50mくらいはあるか?
サイロではないか?という。
だとしたらすごい規模だ。クレーンで詰め込むのかな?
それにしても不気味な建物だ。


大地に焼けて黒くなったところがしばしば見られる。
日本でも時々焼畑とか草刈りが面倒だから、とかで見ることができるが、頻度はその比ではない。
そこらじゅうで煙が上がり、夜は原野が赤く光る。

おっとしまった、これは焼け野原じゃなく先日食べた、ブライ(焼肉)だ。昼間の写真だけしかない。。。

煙の量が多すぎて雲ができてしまったり・・・

しかもやり方が結構大雑把。
燃えてるのに誰もいなかったり、看板や電柱がこげてたり・・・
そのうち消えるからいいのか・・・?

製紙工場なんかもあった。これも煙もくもく。

発電所にしてもそうだ。煙生産工場か?というほど。
これは逆に言えば、見慣れた日本の工場が排気に気をつけているということか・・・

任地訪問3につづく。。。