中秋

0912

今、日本では中秋の月がススキの穂の原を煌々と照らしているに違いない。
そして虫たちの刹那の恋の囁き。あぁ、日本の情景が恋しい。
日本に住む友人と親父がメールで「今日は中秋でよく月が見えるだろう」と教えてくれたのだ。
彼らのメールが遠い日本を近きものにしてくれた。ありがたい。

知っている人には当然のことかもしれないが、
日本が満月のとき、南半球の南アでは新月
というのは冗談で、南アでも同じく満月が見られる。

僕のいるHazyViewは日の沈む方に山があるので、
日が沈んでしばらくたってから、反対より満月が昇り始める。
北半球と違うのは南中ではなく北中であることだけ。
太陽も月も東より昇り西に沈む。

メールで今日は中秋であると聞き、
楽しみに満月を待った。
今の時期この辺は空気中の塵が多いので、夕日は赤く、
昇りはじめの月も少し赤い。

南アに来てまで日本の季節を思うなど、未練がましいとも思うが、
やはり日本の季節感覚はよいものだなぁ。と思うよ。
好きです、日本の季節。

日の丸ならぬ黄金丸。

日本の国旗も色を変えるとまったく違ったイメージになる。
もし日本の国旗がこの色だったら日本は変わっていたのだろうか。。。