ひよこ装填完了

昨日またひよこが我がキャンパスにやってきた。
前回入荷されたひよこたちは無事に大人(鶏)になって、
みな人々の腹の中へ旅立って行った。
なんだか鶏のいない鶏小屋がとてもさびしげに見えた。
が、また今は黄色い毛のモフモフで賑やかだ。
彼らは食べられるために今ここにいる。
ゴールは人の腹の中。
そこまでの途中が彼らの人生(鳥生)だ。
それでも腹を立てず、不平をもらさず(コケコケは言いますが。。。)、
ただただ毎日同じメニューの飼料を啄ばみ、食べられ仲間と昼寝し、
また夕飯を啄ばみ、仲間の背中に頭を乗っけて寝る。
そんな毎日。
でもよく考えたら僕の人生もシンプルに話したらそんなもんか。。。
とも思う。
僕は人の腹にこそ入ることはないが、ゴールは死ぬこと。
その過程が僕の人生。
毎日餌食べて、えさを啄ばむ代わりに仕事したり、考えたり、
昼寝はあまりしないが、飯食べてまた寝る。
その端々に喜びがあり、悲しんだり、腹を立てたり、笑ったり。
僕の人生、大きく見たら鶏とさほど変わらないか、と思うが、
やっぱり誰かに管理されて囲われて生きていると思うと、
鶏のことを哀れに思ってしまう。
人に生まれてきてよかったなぁ、と感じる。
鶏はそこのところどう思ってるの?