同期隊員


都市に上がった。
ちょうどジャカランダが盛りの時期で街全体が、
華やかな感じだった。
ジャカランダは地面も彩ってくれる。

JICAボランティアには3ヶ月ルールがある。
赴任後3ヶ月は自分の任地を離れてはならない、というものだ。
今月の21日がその期限が切れる日だった。
ようやくいろんな所へ行けるようになった。

と言うわけで、まずは同期隊員と会うことに。
同期隊員は100km圏内にいるので会うのは容易い。
Mpmalanga州都Nelspruit(ネルスプリット)にて会った。
Nelspruitに上ると書いて、上ネル。
いやぁやっぱり都会はすごい。
物欲煩悩が全開だ。見るものすべてが新鮮で「あぁこれがあれば便利だな」なんて思って、いろんな物が欲しくなる。お金が欲しくなる。

また、僕の任地では白人を見かけることはないが、
Nelspruitは半分くらいが白人だ。モールでは8割白人。
なんだか違う国に来てしまった気が。。。

久々に会った同期隊員とも昼飯を取りながら、
デザートまで付けて3時間近く話し込んでしまった。
活動の近況報告に始まり、任地の人に対する印象、秘密の出来事、これからの方向性、可能性。
今までの活動から感じた問題点。

一番興味深かったのは任地の人に対する印象で、
僕とは正反対と言ってもいい感想を持っていた。
僕は初めのうちは彼らのことを総体的に見て申し訳ないが
「なんて無礼なやつらだ!」
と思っていた。
これも僕が硬いからで彼らのせいではない。
が、彼は「とてもまじめで日本人とさほど変わらないよ」、と言っていた。
彼の器が大きいところも幾分あるだろうが、話を聞いていると、任地によって、職場によって、全く違うことが分かった。
深いな、南ア。まだまだ何にもわかっていなかったことを感じた。
その後、もう一人の隊員も合流し、夜遅くまで話で盛り上がったとさ。

で、今回の第一の目的である年末の休日の旅行計画であるが、
なんとなーく決まっただけでバスと飛行機のチケットも宿も決まっていないのは、初めから分かっていたこと。