冒険好き遺伝子

南ア黒人があまり食に関しての冒険をしない点について。
これはこっちに来て日本食を見せるたびに思うことである。
「これは奇異なるかな、面白い、試してみよう」とはならない。
結構遠巻きに見ながら誰か仲間が食うのを固唾を呑んで見守っている。
それで大丈夫なら少しだけ手を付けてみる。こんな感じ。
これには勝手な空想により得た仮説がある。以下信じないで欲しい。
そもそも南アにいるボーア人やイギリス人などの白人は、
1600年ころから始まった入植により冒険遺伝子が選択されているのだ。
未知の土地に出向いていくのが強制的であったにしろ、冒険好きな人はその境遇を楽しみつつ生き残りやすかっただろうから、
冒険好き遺伝子が少なからず選択されているに違いない。
一方入植された側である黒人はそのような選択圧にさらされることはなかった。
だから新たな食べ物が目の前にあるときに試すか試さぬかに違いが出たものと考えている。