寿司屋

南アフリカでは寿司は結構メジャーな食べ物になっている。
といっても田舎での知名度はとても低い。
数パーセントくらいしか知らないし、食べたことある人は皆無と言っていい。
しかし、街では寿司レストランやスーパーでパックされ売られている。
しかもなかなかの売れ行きだ。
プレトリアの寿司屋も中国人がやっていた。
そのせいか、店の雰囲気が中華料理屋っぽかった。

魚もののネタは殆どがサーモンで、稀にマグロがあったりイカがあったりなかったり。
握りよりも裏巻きにした巻き寿司が多い。
それからアボカドが多用されているのも特徴だ。
俗に言うカリフォルニアロールをイメージしてもらえばよいだろう。
ネルスプリットの店で待っている間、ショーケースに入った4匹のサーモンと睨めっこしたり、
この若き中国人に感心しながら観察していたら、
彼は日本人に監視されていると思ったのか、ちらちら僕を気にしていた。
また、買って行く客は10分くらい見ていて4人すべて白人だった。
しかも常連っぽい人がいてパックされたものではなく直接注文していた。
黒人が買わないのは一つに値段が高いこと。
一パック1人分くらいで600円ほど。
店で普通に一食を買えば150円に満たないことからもその高級感が伺えるのではないかと思う。
もう一つは黒人はあまり食に関して冒険をしない、気がするのだ。
これに関しては次の記事で書こう。