Rainbow in the glass

放課後教室でやる実験の予備実験をした。
今回が初めての授業だから、ここで彼らのハートをゲットしなくては。
先日Uさんからコメントを頂いた通り、「Rainbow in the glass」作戦でいくことにした。
今後放課後教室で使いそうな物資を街に出て調達した。
今回使うのはこれ。

食用着色料。日本では粉末状で売られていることが多いが、
こっちでは液体で売られていた。

虹の作り方
手順は以下。
・特濃砂糖ジュースを作る。
 溶媒(この場合は水)の温度を上げると水と同じくらいの体積の砂糖が溶ける。
・少し砂糖水にあめ色が付いて、とろみが出たらOK。
・第一段目、。特濃砂糖ジュースを適当量着色用コップに分注し青、赤混ぜて着色、飾り用のコップに注ぐ。
・第二段目、。先ほどよりも少なめの特濃砂糖ジュースを分注し水を加える。着色し、静かに飾りコップに。
・第三段目、。さらに少なめのジュースを分注し先ほどより多めの水を加える。黄、赤で着色、同上。
・第四段目、。同上。
・第五段目、黄緑。同上。
・第六段目、。同上。
・第七段目、。同上。

完成!

一色一色、色を付けながら「あぁ俺って暇だな」と思ってしまった。


改良点
・それぞれの境界で中間色が出るので、橙や黄緑はいらない。
・着色は薄いほうが光が透過して綺麗に見える。
・溶液が高濃度の側では特に混ざりにくいので、高濃度側で濃度勾配をつけるとうまくいく。


おまけ
うちを訪ねてくる人に見せたいがために、台所に一晩放置していたら、蟻が。。。
最近蟻がすごくて、すごくて。
先日なんか、砂糖水で「蟻」って書いておいたら、「虫編」の部分を縁取ってマスゲームして遊んでいた。
ちょっと「蟻」では複雑すぎたようで、まだまだ彼らには難度が高かったようだ。
しかし、「アリ」ではなんとなく「着信アリ」みたいで怖い。
かといって「あり」では「異議あり」みたいでよろしくない。
やっぱり「蟻」が一番いい。絶対書かせてやる。
話を戻して、「Rainbow in the glass」の縁にやってきて甘い泉を貪っていた蟻が、
ナルシストだったせいか、虹の泉へ落ちていてそれがまた面白い。
まるで六道の如く蟻によって行き先が違う。
青でとまるものもいれば、緑や黄色まで行くものもいる。
でも誰一人として赤、や紫まで行く者はいなかったので、やっぱり蟻はいい奴なのだ。

科学的に言えば、蟻も個体それぞれで比重が異なるということ。
人間と同じでマッチョだったりしたら筋肉量が多く比重は大きくなる。
実は蟻の世界にも役割分担があり(社会性昆虫と言われる所以である)兵隊がいたり、
荷物運び、偵察隊、子守など色々な職種がある。
もちろん兵隊は顎が大きく、それを動かす筋肉量が多いので、
比重は大きいに違いない。測ったことはないが。
一方、子守役はさほど筋肉は必要ないので、比重は小さいだろう。
そういうわけあって六道のうちの行き先が違ってしまったんじゃなかろうか、
と考えてみたがどうだろうなぁ。


さて、デモンストレーションはうまくいくとして、何をどう説明するのかが問題だ。
対象の生徒は小学1年〜中学生まで。やり方を工夫しないと、みんなに中途半端になってしまう。
しかも聞くところによると、学校で理科をやっていないところもあったりして、
知識レベルにかなりのばらつきがある。
まぁ、やってみてまた次を考えるか。

次回はシャボン玉でもやろうかと考え中。。。。