FET報告会

今日はNelspruitでFETで働くJOCVの中間、帰国報告会が開かれた。
僕らボランティアがFETで活動していて気付いた点、改善すべきと感じた点、それから感謝の気持ちを直接CEOなどの役員レベルの方々に伝えることができる貴重な機会である。
とはいっても派遣されてまだ間もない僕は報告するものもまだ多くないので、聞いてこれから活動に生かすのみ。

普段異なるキャンパスの人とは殆ど接点がない。同じ職種の隊員と連絡を取るくらい。
報告会は彼らが普段どのような活動をしていて、どのようなことを感じているのか、それらを一度にまとめて聞くチャンス。
1月で帰国の途につく隊員の最終報告はやはりすごかった。
2年間現場で授業をし、見て、感じて考えてきた結果なのだなぁ、と感じた。
批判をしながらも決してそれが部外者と言う立場ではなく、FETの一員として指摘していた。
彼は「TIME」というテーマで発表していた。
よく言われるアフリカンタイムはもとより、教育省が出しているカリキュラムの無謀さ、またFET自身が掲げる学習時間の無謀さなどの時間に関する指摘をしていた。
やはり時間の人に対する拘束力が小さいアフリカでどのようにカリキュラムを達成するのか、それとももともと達成する気のない目標なのか?
最後にCEOが書いたFETのパンフレットの記事から「時は金なり」を引用し、CEOを苦笑いさせていた。
日本で時間という悪魔に常に追われてストレスを感じていた僕がこっちに来て、追われるよりも追う側になったのはやはりアフリカンタイム恐るべし。
生徒に限っては9割9分「何時に来る」と言って、その時間に来た例しがない。
そもそもその日に来ることがない。何日か経ってから、「そういえばミスター、〜してくれるって言ったじゃないですか。」とくる。
馬鹿やろーお前が来なかったんだろ。と言いたい。
約束してしまうと、90%来ないとわかっていても次の約束が入れられないのが腹が立つ。

話を報告会に戻すと、TIMEの彼は最後に腹が立つことはたくさんあったけど、とても良い仲間と生徒に囲まれて仕事をできた、と言って発表を終えた。僕も2年後はそんな風に終わりたい。いやまだ早いか。。。

そうそう、最後にCEOが先日のスポーツデイでのFET職員の失言(アジア人を小ばかにするチャンチュンチョン)に関して最初に謝っていたのには少し驚いた。
「文化の違いにより、誤解が生じた」という弁明には少し疑問が残るが、彼自身、気に留めていてくれたと言うことが嬉しかった。