2011-01-01から1年間の記事一覧

給料なしのアルファさん

先日先生たちの給料日があったようだが、アルファさんの給料はいまだに出ていないようだ。 うちの職場ではないが、8ヶ月も給料が出ていない人もいるらしい。 それでもみんな生活できるところがここのすごいところ。 平日の昼真っから町の酒場には何人かの男…

怪しい人

今週末は少し疲れていたので、洗濯だけ済ませ、ゆっくり部屋にこもって本を読んでいた。 司馬遼太郎という作家は本当にすごい。なぜあそこまで人の機微を的確に捉え、表現できるのか? 人物の描写や人々のやりとりがとても活き活きとしていて、これからどう…

テストミーティング

2週間前くらい前に近隣のFETの数学教師が集まってミーティングがあった。 来年度のテスト作成の役割分担だ。 僕らムティンバキャンパスも参加しなければならない筈だったが情報が届かず参加できなかった。 僕は別キャンパスで働く数学教師隊員の方から終わ…

苺が好き

昨日のパセリの事は少し残念だが、パセリ自身にとってはチャンスなので応援したい。 地方の農業衛生に関する仕事に就くことを考えているようだ。 将来的に自分で農業を経営したいということなので、地方のニーズが分かる上、 農業従事者と繋がることができる…

パセリの思惑

いつも通り職員室で仕事をしていたら、パセリが警察に行くから付いてきてくれ、と。 同僚たちもこっちではあまり一人行動をしたがらず、ちょっとそこまで買い物に行くのでも誰かを誘う。 1人でいるのを嫌う。いつだって話し相手が欲しいのだそうだ。初めて…

牛番アルファさん

昨日職員室で仕事をしていると窓の外を牛が、続いてヤギが。。。 牛・山羊番のα(アルファさん)が放牧しているらしい。 先日、出たばかりのサトイモの芽が二度ヤギに食われている。 ちょ、ちょ、ちょ、ちょーーーーっと! ホントやめてね、ヤギっこ! アルフ…

Sports day

FETカレッジは南ア全体に散らばっており、各州、各区で統括されている。 僕のいるMthimbaキャンパスが属するのはEhlanzeni FET Collegeという区画。一年に一度、全FETのキャンパスから先生が集まって行われるスポーツイベントがある。 今週末はそれに参加し…

うちの野菜

僕の働くキャンパスが農業学校だけに、使える土地はたくさんある。 そのうちの一角に自分の畑を設けさせてもらった。 赴任してすぐにカボチャ、レタス、唐辛子、ホウレンソウ、玉ねぎを植えた。 カボチャはボランティア調整員の方が持っていた種をお裾分けし…

フェンス越しの交流

フェンス越しの交流僕の任地であり、住処でもあるムティンバキャンパス。 この敷地は警備員の小屋のあるゲートひとつを除いて、ぐるっと周辺をフェンスと鉄条網で囲われている。 南アでは特に珍しいことではない。個人の家などにも電気を流した鉄線が張られ…

Barberton チャンチュンチョン

Ehlanzeni区のFETの先生たちのためのスポーツ大会があった。 場所はBarberton。 知らないうちに教頭先生に行くぞ、と言われ、着いたらとても綺麗な場所だった。 背景に山が霞み、小さな丘に緑と花の色がある。どこか日本の風景に似ている。 紫の花はジャカラ…

マルバネ村滞在記(子供編)

こっちの子供はよく働く。さも当然のように働く。 Prayerさんのうちに子供は住んでいないが、どこからともなく集まってきて、 大人に命令されて働いていた。 帰るときにお菓子やアーチャ(マンゴーの醗酵食品)をもらっていたのでそれが報酬なのだろう。 小屋…

South African Disabled Musicians Association(SADMA)

There is English text at bottom of this page.今日僕のキャンパスで障害者のための音楽コンテストがASDMAによって開かれた。 会場にはいろんな障害を持った人たちが集まった。盲、聾に四肢障害(重度の知的障害はいなかったが、軽度はいたと思う)の人たち…

外食続きはよくないですよ

最近昼飯のときに、よく分からないんだが、なぜか隣に子供がいる。 それが近所の子供だったり、生徒の弟だったり。。。 彼らは食べ物を得るのがうまい。 僕が昼飯を作るときに何気なく、隣に来ておとなしく見ているのだ。 見られたからにはやらないわけには…

マルバネ村滞在記(食編)

家庭訪問でいいのは現地の料理を堪能できるところ。 僕は普段もパップを食べているが、おかずのほうはどうも現地風に出来ない。 よく部屋掃除の生徒に、水を入れすぎ!、と怒られる。朝はパンにアーチャ、クッキー、ジュースだ。 アーチャというのはマンゴー…

マルバネ村滞在記(生活編)

湯浴み 僕の任地はお湯の出るシャワーがある。 でも近隣に住む家にはシャワーが無い家もざらにある。 Prayerさんの家もそうだ。電気は来ているからお湯は沸かせる。 だからたらい一杯のお湯で湯浴みをすることになる。 一回目にたらいとバケツを渡された時は…

マルバネ村滞在記(家庭編)

学校が10日ほど休みになったので、生徒の家庭にお邪魔させていただくことにした。 目的は鶏小屋を作ること、また農地の整備、作付け。 丸羽(マルバネ)村は僕が滞在しているところからタクシーを乗り次いで1時間くらいのところ。 その近くにMukhudlu(ム…

ムティンバ富士

意外と近くに富士山が見つかった。 よく登るベキスワゴ山のシルエットが富士山の形を見せる。 走った後の山頂は低い山ながらも爽快感をもたらしてくれる。 影の向こうがクルーガー国立公園。 クルーガー国立公園から昇る朝日を見てみたい。

マルバネ村滞在

休日を利用し、生徒の家にお邪魔させていただいた。 鶏小屋作りと、農地整備、作付けのためである。 生徒の家のあるマルバネ村は任地からさほど離れているわけではないが、 任地とは違った雰囲気が味わえた。 僕の任地は電気、水道、シャワー、水洗トイレが…

三世代で薪運び

ベキスワゴ山の麓で、頭に薪を載せた女性三世代とであったので、 写真を撮らせてもらった。 こっちの女性は頭に物を載せて運ぶ。 その光景はいろいろな写真で見たことがあると思う。 子供から大人まで、でも男性はやらない。 年を経るほどにうまくなるようだ…

ひよこ装填完了

昨日またひよこが我がキャンパスにやってきた。 前回入荷されたひよこたちは無事に大人(鶏)になって、 みな人々の腹の中へ旅立って行った。 なんだか鶏のいない鶏小屋がとてもさびしげに見えた。 が、また今は黄色い毛のモフモフで賑やかだ。 彼らは食べら…

お手伝いさんの不思議

以前にも書いたが、家のことを手伝いに来てくれる生徒がいる。 三人の女生徒なのだが、三者三様の要求をしてくるので面白い。 1.何も要求しない(グラシアス) 2.昼ごはんを要求する(バーバラ) 3.金を要求する(ムプメレーロ) 一人が金を要求すれば…

Traditional Doctor

[:large:w200]南アの田舎には今もTraditional Doctor(伝統的な薬や方法を使って処置をする医者)なるものが存在する。 一方南アは世界で始めて心臓移植を成功させたという、外科医療においても高い水準を持つことで知られる。 また、レーシック(角膜補正に…

散歩2

プリセラとの約束どおり、仕事を終えてから、 散歩がてら大庭君と高校へ。その道中がまた大変だ。 そこここで立ち止まってしまうので、行くまでに時間がかかる。平日にこの道を通るのは初めてだったので知らなかった。 どのように彼らが生活用水を得ているの…

散歩1

近くのベキスワゴ山までトレーニングがてら散歩に出かけることが最近よくある。 往復で1時間ちょっとか。ベキスワゴ山は岩山なので見ているだけでもカッコいい。そこまでの道のりはローカルな町並みが広がっているので、 歩いているだけでも新しい発見があ…

授業二回目

今日もLv2の生徒に中間テストの解説授業をした。 あまりにも四則計算が出来ないので、はじめに練習計算問題をだした。 計算には決まったルールがあり、それにしたがって計算を進めていくことを説明し、一緒に解いていくと納得した感じが伝わってきた。それ…

月の光と鍵と...

満月は去ったが、月が明るい。 部屋の電気を消して月明かりを楽しんでみると、 これが意外に明るい。 満月ではないので本を読むのは少し難しい。南アに来て慣れてしまっていたが、 床に映し出された窓の影を見てふと気がついた。 窓には鉄格子が嵌められてい…

アジアへの興味

無似師さんが本を見せてくれた。 中国の本だ。 ひとつは「THE ART OF WAR」孫子の兵法書だ。 「えー!?何でそんなもの持ってるの!?」 と正直仰天である。 単なる呑んだ暮れダメ親父かと?少しだけ"思っていたので。 結構、学があるのかなと思って、 「読ん…

無似師

今日も無人師(無いがごとし(似)の人(師)なので今後ムニシ(僕のカウンターパート)さんのことをこう書く) さんと言い合った。 先日の査察の結果表を得意げに見せてきたので、 「なんだ、そんなの形だけで僕らは何も得ていないし、良くもなっていないじゃ…

シリカユのときどうしますか?

0913 痒いから掻いたのだよ今日パンツの上から尻の上部を掻いていたら、 喰い尻さんに「何してんだ?」と聞かれた。 僕にとっては普通のことなので、 「尻を掻いていた」「あ、でも穴じゃないよ、かなり上の方の頬の部分」 と返した。 そしたら英語で、 「エ…

中秋

0912今、日本では中秋の月がススキの穂の原を煌々と照らしているに違いない。 そして虫たちの刹那の恋の囁き。あぁ、日本の情景が恋しい。 日本に住む友人と親父がメールで「今日は中秋でよく月が見えるだろう」と教えてくれたのだ。 彼らのメールが遠い日本…